ココロの叫び

普通の大学生

自分の存在

 

 

あの衝撃的なニュースから2週間が経った。すごく昔の出来事に思えるとともに、いまも尚流れる彼の生前活躍していた頃の映像を見ていると彼がこの世にいないという事実すら忘れかけてしまう。

 

 

でももう彼が戻ってくることはない。

 

 

彼はずっと孤独だったのだ、と私は思う。

 

 

彼はとても愛されていた。それでも、彼が感じていた孤独はその事実とは関係なしに存在し続け、またそれを自分の中に閉じ込めてしまっていたのではないだろうか。

 

 

内に秘めてしまう人の苦悩を周りの人間が察知するのは難しい。なのに人は誰かの一面を知っただけでまるでその人の全てを知っているかのように錯覚してしまう。

 

 

大切な人の苦しみに気づくことすらできない。友達って、家族って、恋人って何なんだろう。

 

 

 

答えはいまだ分からない。